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中小企業にも銀行以上の分析力が必要になっている!【稲葉雅子】

2013年6月24日

今日、アマゾンに頼んだ本が着きました。

タイトルは「なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか」という本です。

その中で、“銀行員が決算書のどの部分を見ているか税理士にわかってもらおう”とありました。

実際に税理士事務所勤務時代は、銀行が決算書のどこを見ているのかわかっていませんでした。

本根で銀行に電話して「どこをどうしていたら融資してくれるのですか?」と単刀直入に腹割って聞けたらどんなにいいだろうかと思っていました。

当時の税理士から「銀行のトップと話しをしたら・・・税引き後1円でも黒字でないといけない、赤字の決算書には融資できないと言われた!」と教えられました。

常に損益計算書の話です。

この本で今さらのように取り上げている課題かと思うと何年経っても税理士は変わっていないのだな~と思います。

融資を受けられるかどうかのキーは・・・決算書です!

銀行融資は以前も書いたと思いますが、格付けは決算書が80%、残りの20%が社長や会社を取り巻く環境です。

決算書がどのような状態であれば・・・銀行の方から「取引して下さい!」とお願いされるのか?(銀行評価)を知ることが、経営目標になると思います。

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弊社 矢野千寿がよく言うことがあります。

「決算書を見る時に各勘定科目に“あなたはお金になってくれるの?”と聞くのよ」と。

勘定科目(現金預金以外)の一つ一つと向き合ってみる!のです。

売掛金の中に不良債権は含まれてはいないか?

含んでいればお金に変わってはくれない!

受取手形の中に不渡手形は含まれていないか?

仮払金・立替金・前払費用等はお金に変わってくれるのか?

固定資産は売れば帳簿価格で売れるのか?

ゴルフ会員権は購入した時の金額で売れるのか?

保険積立金は解約や満期がきたら積んだ金額割れずに返ってくるのか?

繰延資産はもうお金には変わってくれないよね~

こんなことを話かけながら見るのです。

銀行は、時価評価に換算しながら決算書を査定しているのです。

どんなにお化粧しようとも実態を見抜かれているのです。

銀行は、決算書をしっかり分析をしているわけですから中小企業もそれ以上の経営分析力を身につける必要があるのです!