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中小企業を支える戦略的管理会計の定着のために初期指導が不可欠!【矢野千寿】

2013年7月6日

今日の福岡は風も強く大雨です。

各地に被害が出ていますが、皆さんのところはいかがですか?

水害などには気をつけてください。

昨日、新しくご契約頂いた“福岡戦略会計サポートセンター”のお客様の会社を訪問しました。

“福岡戦略会計サポートセンター”は毎月月次巡回監査で弊社のスタッフが訪問して、月次試算表の作成支援を実施しています。

そして、4半期毎に私が訪問して業績の報告や今後の課題について提案させていただくことにしています。

この会社は2月決算。

今年3月から“福岡戦略会計サポートセンター”が引き継ぎ初期指導を開始しています。

初期指導というのは、会計の基本である月次決算を正しく、スピーディに仕上げるための仕組みと自計化の習慣をつけることです。

この会社は、長い間月次試算表を税理士事務所に記帳代行を依頼していました。

その結果、1000万円以上の横領が発覚したのです!

「このままではいけない!」という危機感から“福岡戦略会計サポートセンター”に“自計化”指導を求められたというわけです。

初期指導の段階的な指導内容とは・・・

1.経理担当者を決める

正確に、かつスピーディーに月次試算表を作成するには、日次決算を習慣化しなければいけませんからどうしても経理担当者が必要です。この会社では社長夫人が担当されています。

2.会計ソフトの導入

この会社では、“弥生会計”を購入していただきました。

3.勘定科目の設計

勘定科目の設計は、会社の将来を見据え、経営者が経営判断するためにどの数字に重きを置かれているかを聞き取りし設計します。

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4.部門管理の設計

部門管理というのは、部門ごとに細分化して業績を管理するのに役立つものですが、これは会社戦略に基づいて設計します。

5.前期決算書に基づいて、貸借対照表の期首残高を入力

新しく会計ソフトを導入する場合は、前期の決算書の内容を引き継ぐ作業のことを言います。

6.各種帳票の整備

日次決算を実行することや効率的に仕事をするためには、領収書・発注書・納品書・請求書・契約書など必要な帳票を整備したり、ファイリングなどの工夫をすることを指導します。

7.全体的な仕事の流れを図式化する

人事組織図・仕事組織図を明確にし、フローチャート(仕事の流れ)図を作成する。

8.記帳指導とお金の管理

記帳は、日々の取引の記録です。そのために正しい記帳の方法を指導します。

9.毎月の監査システムを構築

間違った仕訳をしていないか?常に勘定科目の帳簿残高と実際の残高の照合

どこをチェックすれば正しく処理が成されているかというポイントを見る指導(チェック機能)

1~9は、まさに“制度会計”であり、繰り返し定着させることが“初期指導”です。

しかし、初期指導は手段にすぎません。

弊社が目指すものは・・・経営者が“戦略的管理会計”をベースに経営判断し、次の一手を打つための指導とサポートをすることですから、“初期指導”の段階は重要な位置づけと考えています