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人は魔が差すもの。“横領”を防止する仕組みづくりが必要!【矢野千寿】

2013年7月9日

昨日、気象庁は九州の梅雨明けを宣言したようですが・・・日本列島は猛暑で熱中症の患者さんが増えしたり、東京・埼玉では落雷があり、1人死亡3人が被害を受けたりと日本列島はパニック状態です。

skin whitening forever

皆さんのお住まいの所はいかがですか?

熱中症対策には気を配ってくださいね!

さて、会計コンサルタントをしていると・・・時々“横領”という問題に出くわします。

私が、30年ほど前にある出版社の経理を5年間していたことがあります。

その会社にも社長夫人がいて経理を担当していました。

しかし、仕事が全くできていないことで・・・とうとう社長が業を煮やして経理の採用に踏み切ったわけです!そして、縁あって私が採用されたのですが・・・実態は、経理の仕組みが全くできていなかったのです!

働き始めてからの3年は、日常業務をしながら経理部門の仕組みづくりに取り組みました。

その中で気づいたのは、経理は会社のお金を扱う重要な部署にもかかわらず、使い込みがあっても気づかないくらい・・・スキだらけでした。

人間の心は弱いもので・・・つい“魔がさす”ことがあります。

その一つが“使い込み”。

そこで経理担当している私自身が管理される仕組みづくりにも取り組みました。

つまり、“チェック機能”を強化したのです。

一度手を汚し露見しなければ、2度3度と繰り返してしまいます。

使い込みで会社が潰れたという事例をたくさん見てきました。

昨日もある顧問先様で・・・こんな話をすると「うちの会社は、できているはずです!」と社長夫人が答えましたが、やはりスキがあったのです。

売上の裏づけは、売上代金である「現金」と「売掛金」でチェックします。

これは表面的なものです。

もっと奥の管理である「在庫管理」が曖昧になっていました。

一般的に「在庫は合わないもんだ!」という非常識が常識になっている例は多々あります。

そして、月次損益計算書に月末在庫が計上していないのが問題だったのです。

在庫は物量で管理します。

ある食品会社の仕入が、蟹の缶詰が前月24個入りケース100ケースありました。

そして、当月の出庫が80ケースでしたから月末の在庫は20ケースです。

さて、ここでチェックしなければならないのは、80ケースが売上として計上されているかということです。しかし、もし75ケースしか計上されていなければ、5ケースの売上計上漏れを発見することができます。

また、80ケースは売上に計上されていても月末に残っているはずの在庫20ケース在庫が18ケースしかなかった場合、この差異2ケースを徹底的に調査する必要があります。

この習慣が無ければ・・・いつの間にか商品の横流しがあっても発見できません。

「在庫は合わないものだ!」で済ますわけにはいけません。